ぎっくり腰(急性腰痛)

これまでの経過
2.3日前に引っ越しの手伝いで重い物を持ち上げてから、左の腰〜お尻にかけて痛む。
座っている姿勢が楽。
寝転がると痛みでどの体勢が楽か分からない。
鍼灸院としての診断

東洋医学では【不通則痛(ふつうそくつう)】という考え方があり、身体を栄養している【気・血・水】の循環が悪くなると痛みの原因になります。
今回のぎっくり腰も重たい物を持った、というキッカケはありますが、元々のお身体の循環が悪くなっていたが為に発症したものです。
治療方針
東洋医学では五臓六腑の内、特に五臓【肝・心・脾・肺・腎】のどこが弱いかを診て治療を行います。
【肝】は身体を栄養している【気・血・水】を押し流している役割があるので、肝の働きを上げる事により身体の巡りが良くなり、痛みの改善に繋がりました。
また、痛めている腰やお尻の筋肉に直接、鍼やお灸を行ったことにより、より効率的に改善できたと考えております。
治療内容

肝のツボを使用しました。
・太衝(たいしょう)
・肝兪(かんゆ)
・中封(ちゅうほう)
など。
それに加え、腰やお尻にあるツボも使用しました。
・大腸兪(だいちょうゆ)
・環跳(かんちょう)
など。
施術回数・頻度・期間
1回の治療で大分痛みは軽くなったが、昨日立ち仕事をしていて腰とお尻が痛くなった。
3回の治療でほぼ症状は無くなった為、治療終了。