毎日3回の痛み止めを服用していた左肩の痛み(30代男性)
来院時のお悩み
左肩の痛みが強く、毎日のように痛み止めを1日3回服用している状態でした。
首を動かすと左肩の後ろに強い痛みが出るほか、後頭部のこりや頭痛、目の奥の痛み、お腹の張り、疲れやすさなど、全身にさまざまな不調を抱えていました。
当院での見立て
東洋医学的には、「気(生命エネルギー)」と「血(身体を養う栄養)」の巡りが低下し、肺・肝・腎の働きが十分に発揮できていない状態と考えました。
肝の低下: 筋肉や腱が緊張しやすくなり、首や肩の痛みが長引く原因となります。
腎の低下: 身体の土台となる力が弱まり、疲れやすく回復に時間がかかります。
肺の低下: 全身に気が巡りにくくなり、疲労感や声のかすれに繋がります。
脾(胃腸)の低下: お腹にガスが溜まりやすく、エネルギーや栄養を十分に生み出せない状態を作っていました。
肩の痛みだけでなく、これらの働きが重なって全身の不調につながっている状態と判断しました。
施術経過
初期: 首・肩・背中を中心に筋肉の緊張を緩め、血流と全体の巡りを整える鍼灸施術とお灸を行いました。施術を続けるうちに左肩の痛みは少しずつ軽減し、痛み止めの服用回数も徐々に減っていきました。
中期: 途中で睡眠不足による頭痛、疲労時の声の出しにくさ、お腹のガス感などが見られましたが、その時々の体調に合わせて施術内容を柔軟に調整しました。
約3か月後: 痛み止めを全く飲まなくても過ごせるまでに改善しました。肩を大きく動かした際に、軽い筋肉痛のような違和感がわずかに残る程度まで回復し、頭痛やお腹の張りなどの随伴症状も落ち着きました。
施術回数・期間
期間: 約3か月間
頻度: 1週間に1回(継続して実施)
ご自宅でのケア
姿勢と運動: 首や肩への負担を減らすため、長時間同じ姿勢を続けないこと、適度に身体を動かすことを意識していただきました。
休養と防寒: 疲労による身体の衰え(腎・肝の乱れ)を防ぐため、十分な睡眠と休養を取り、身体を冷やさない生活を心掛けていただきました。
食生活: 胃腸(脾)をいたわって気血をしっかり生み出せるよう、暴飲暴食を避け、お腹に優しい食生活を意識していただきました。

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