【1月の健康だより】命門(めいもん)を温めて、冬の寒さを健やかに乗り越えましょう
はじめに:1月の寒さと体の変化
あけましておめでとうございます。真ごころ鍼灸院です。
新しい一年が始まりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
1月は「小寒」「大寒」を迎え、一年で最も寒さが厳しくなる時期です。この時期、当院に来られる患者様からも、
- 夜、足先が冷えてなかなか寝付けない
- 朝起きたときに腰が重だるい
- 布団から出るのがつらい
といったお声をよく伺います。
実はこのような症状は、単なる寒さの問題ではなく、体の深部が冷えているサインであることも少なくありません。
特に1月の冷えは、気づかないうちに体の土台に影響を与えていることがあるのです。
東洋医学で考える「冷えは万病の元」
東洋医学には「冷えは万病の元」という考え方があります。
特に冬は、「腎(じん)」と呼ばれるエネルギーを貯蔵する場所がダメージを受けやすい季節です。
この「腎」は、成長・老化・免疫力・足腰の力などと深く関係しています。
そのため、腰から下が冷えてしまうと、
- 疲れが取れにくい
- 免疫力が落ちやすい
- 足腰が重だるくなる
といった不調が現れやすくなります。
「毎年こんなものだから」「ただの冷え性だから」と我慢せずに、今の時期にしっかりケアをしておくことが、春を元気に迎えるための秘訣です。
食養生:大地のパワー「根菜類」で熱を作る
冷えを解消するために、まず見直したいのが日々の食事です。 この時期に積極的に摂っていただきたいのが、旬の根菜類(ごぼう、にんじん、大根、れんこんなど)です。
なぜ根菜が良いのでしょうか?
それは、土の中でエネルギーを蓄えて育つ野菜には、体を内側から温める「陽(よう)」の性質があるからです。
農林水産省の調査などでも、旬の野菜はそれ以外の時期に比べてビタミンなどの栄養価が数倍高いことがわかっています。自然のサイクルに合わせることは、最も効率的な栄養補給です。
特におすすめなのは、これらをたっぷり使った「豚汁」や「けんちん汁」
根菜の食物繊維は腸内環境も整えてくれるため、免疫力アップにも繋がります。
冬の体は「冷やさないこと」よりも、「内側で熱を作れる状態にすること」が大切です。
根菜類に加えて、この時期は「黒豆」や「黒ごま」といった黒い食材もおすすめです。
東洋医学では、黒い食べ物は冬に疲れやすい『腎(生命力の源)』をサポートしてくれると言われています。
免疫力の土台になる発酵食品(味噌や納豆)、風邪を予防する食材(ネギやニラ、生姜)などもおすすめ。
バランスよく、栄養のある食材を取り入れ、美味しく冬の体を労わってあげましょう!
セルフケア:生命の門を叩くツボ「命門」
外側からのケアで、1月にぜひ覚えておいていただきたいのが「命門(めいもん)」というツボです。

命門は、背中側のおへそのちょうど真裏あたりに位置します。
東洋医学では、ここは「腎のエネルギーが出入りする場所」とされ、名前の通り「生命の門」と考えられてきました。
下半身が冷える方の多くは、足先だけでなく、この命門周辺が冷えていることが少なくありません。
また、命門は泌尿器系とも深い関わりがあります。『冬になると夜中に何度もトイレに起きてしまう』といったお悩みも、実は冷えが原因のひとつ。
頻尿や残尿感といった泌尿器系のトラブルを和らげることにも繋がると考えられています。冬のデリケートなお悩みにも、ぜひ活用していただきたいツボです。
ご自宅にお灸がある方は、命門に据えてみてください。お灸がない場合でも、ホッカイロを腰の中央に貼るだけで十分です。
「足先が冷えるから」と靴下を重ねるよりも、まずはこの体の司令塔のような場所を温めることで、血流が自然と足元まで巡りやすくなります。
最後に
本格的な寒さは、まだしばらく続きます。
もし、
- セルフケアをしても冷えが改善しない
- 腰の重だるさが続いている
- 今年は体調を崩したくない
と感じている方は、どうぞお気軽にご相談ください。
鍼灸は、気・血の巡りを整え、体が本来持っている「温める力」を引き出す施術です。
冷えのない、軽やかな体で、新しい一年を一緒に整えていきましょう!

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