唾を飲み込む回数が多い(唾液過多)

これまでの経過
約1年前から唾液を飲み込む癖が多いことが気になる。
症状は日によって波があり、特に初対面の人と会う時など緊張すると多くなりやすい。
メンタルクリニックで抗不安薬を処方され飲んでいる。
胃の辺りが張る感じや不快感がある。
おならが出やすい。
鍼灸院としての診断
唾液過多症とは唾液が異常に多く分泌される状態を指します。
【唾液過多症の原因】
・神経的な問題
・神経障害
・口内炎や歯周病
・歯の欠損や不整合
・薬の副作用
・消化器系の問題
・逆流性食道炎
・緊張や不安
・ホルモンの影響
などが考えられます。
東洋医学で診た唾液過多症
東洋が医学では唾液は「腎」と密接に関わってます。
腎の働きが低下すると唾液分泌の調節が上手くいかなくなり、唾液が出過ぎると考えられます。
治療方針
腎の働きを高める治療をメインで行いました。
治療内容

・太谿(たいけい)
・腎兪(じんゆ)
・復溜(ふくりゅう)
など腎の働きを高めるツボに鍼やお灸を行いました。
施術回数・頻度・期間
1週間に1回の治療を行いました。
3回の治療:緊張する時以外は気にならない。8割良くなった。
5回の治療:仕事の多忙により生活習慣や食生活が崩れ、悪化。
唾液の多さは初診時と比べると2割減った。
11回の治療:5,6割改善。
13回の治療:症状ほぼ無し。治療終了。