辛い肩こり 胃のムカつき

これまでの経過
1年前から肩こりが酷く、辛い。
今まで整形外科で首の牽引、湿布を貼っていたが改善せず。
仕事中に胃のムカつきを感じる。
首肩こりの原因
首肩こりは主に血液の巡りが悪いと起こります。
東洋医学では「不通促通(ふつうそくつう)」という言葉があり、主に血の循環が悪いと痛みが出るという意味です。
この言葉には痛みだけでなく、筋肉のコリや痺れも含まれます。
ですので、今回の首肩こりでは血液の巡りを良くする治療を行いました。
胃のムカつきに関しては、東洋医学では「脾(ひ)」が消化器系の働きを担っているので、脾の働きを高める治療を行いました。
治療方針
①血液の巡りを良くする為に「肝」の働きを高める治療
②首肩の筋肉を緩める治療
③消化器系の働きを調整する為に「脾」の治療
を行いました。
治療内容

・中封(ちゅうほう
・足三里(あしさんり)
・天柱(てんちゅう)
・風池(ふうち)
などの「肝のツボ」「脾のツボ」「首肩の筋肉」に鍼やお灸を行いました。
施術回数・頻度・期間
1週間に1回の治療を行いました。
2回目:湿布を貼る程の肩こりではなくなった。胃のムカつきが弱くなった。
3回目:日常生活で肩こりを感じなくなった。天気が悪く気圧の変動が大きいと肩こりを感じる。胃のムカつきはほぼ無し。
4回目:寒い日は肩こりが気になるがその他の日は感じない。胃の症状無し。
5回目:首肩こりと胃の症状無し。
施術後のケア
こちらの患者様は毎日デスクワークで目や首、肩の負担が大きいので2週間~1ヶ月に1回に治療間隔を開けて、治療を継続中です。
日常生活では血流が良い状態を保つ為に、入浴やカイロなどで筋肉のコリを感じる部分を温めるようにお伝えしました。