ゲップ お腹の圧迫感、苦しさ(呑気症)

病院での診断
呼吸器内科の検査では異常無し。
病院では原因不明と診断。
これまでの経過
2週間前からお腹の圧迫感や苦しさを感じ、ゲップが出る。
特にデスクワーク中が感じる。
胃酸を抑える薬を飲んでいる。
食後に症状が悪化する為、固形物は避けてウィダーインゼリーや茶碗蒸しなど、胃に優しいものを食べている。
なぜ胃酸を抑える薬で改善しなかったのか?

胃酸の過分泌が原因ではなく、胃そのものは元気だからです。
薬が効かないということは本当の原因にアプローチできていないということです。
本当の原因

「気滞(きたい)」という気の巡りが滞っていることが原因です。
気は目には見えませんが。身体のエネルギーとして全身を巡っています。
「気合」「気が合う」「やる気」などの言葉があるように、「気」は昔から存在しています。
この気は五臓六腑の中の「肺」の働きで身体中を循環しています。
「肺」の働きが弱くなると、気滞を生じ圧迫感や苦しさ、ゲップなどの症状を引き起こします。
治療方針
「気滞」を解消する為に、気と関係している「肺」の働きを高める治療をし、気がスムーズに流れるようにします。
それに加えて、胃腸症状を改善する為に胃や大腸のツボを使用し、動きを活発にします。
治療内容

肺のツボに鍼(はり)やお灸をし、肺の働きを高めました。
・太淵(たいえん)
・肺兪(はいゆ)
・尺沢(しゃくたく)
などを使用しました。
また、胃腸のツボは
・中脘(ちゅうかん)
・天枢(てんすう)
などを使用しました。
施術回数・頻度・期間
1回の治療で症状の8割が改善。
2回の治療で症状が気にならない日が出てきた。調子が良いので治療間隔を2週間に1回に空ける。
4回の治療で2週間症状が無い。
治療終了。
施術後のケア

デスクワークの方はどうしても座っている時間が長くなりやすいので、1時間に1回位は少し歩いたり、屈伸をするように伝えました。
長時間同じ姿勢でいることは気の巡りを悪くし不調に繋がります。
病気は急になるのではなく、日常生活で行っていることが積み重なり発症するので、予防や再発しないように日々の生活をどのように送るかは意識する必要があります。
ご自身のお身体を大切にして下さい。