鍼灸治療を受けた後に起こりやすい変化とは?好転反応について解説

鍼灸の施術を受けたあと、「だるい」「眠くなる」「お腹が動く」「痛み方が変わる」など、いつもと違う変化を感じる方が多くいらっしゃいます。

これらは一般に “好転反応” と呼ばれますが、正確には 身体が本来の状態へ戻る過程で起こる“調整反応” です。
当院にも「副作用ですか?」「悪くなったのでしょうか?」と心配される方が来られますが、多くの場合ご心配は不要です。

ここでは、鍼灸施術後に起こりやすい変化を、東洋医学の視点 × 身体の生理反応 × 鍼灸の専門知識の3つからわかりやすく解説します。

施術後に「とにかく眠い」「気が抜けたようにぼーっとする」という方は非常に多く、特に自律神経の乱れがある方に目立ちます

なぜ起こるのか?

当院が重視する内臓の調整や自律神経へのアプローチは、特に副交感神経を優位にし、身体を強制的に “回復モード” へ切り替えます。長年の緊張がゆるむことで、一時的に体が休息を求めている状態、それが眠気・倦怠感です。これは『休む力が戻ってきた証拠』であり、治癒への第一歩です。

  • 副交感神経の働き → 筋肉がゆるむ
  • 血流が改善 → 酸素・栄養が届きやすくなる
  • そのため眠気・倦怠感として現れる

「だるい=悪い」ではなく「休む力が戻ってきた証拠」 と考えられます。

肩こり・腰痛・胃腸の不調・自律神経の乱れなどでは、調整が入るタイミングで 症状が動いて見える ことがあります。

よくある例

  • 胃腸の動きが戻り、張りやゴロゴロ感が出る
  • 長年のこりがほぐれる前に重だるさが出る
  • 血流が変わり、痛む場所が移動する
  • 頭痛 → “頭が軽くなる前の違和感” を感じる

東洋医学的には

長く停滞していた 気・血・水 の巡りが動き出すと、その過程で一時的に揺り戻しが起きると理解されています。

当院では 胃腸の不調(過敏性腸症候群・機能性ディスペプシアなど) で来院される方が多いため、施術中・施術後にお腹の動きが活発になるケースをよく見ます。

  • お腹がゴロゴロと動き始める
  • 手足が温かくなる
  • 呼吸が深くなる

これは 気血が巡り始めたサイン と考えてよい変化です。

鍼灸は自律神経に働きかけるため、心身の緊張がゆるみ、感情が自然と動くことがあります。

特に

  • 長く無理をしていた方
  • ストレス過多の方
  • 不眠が続いていた方

に多く見られる変化です。

鍼灸による好転反応は 持続しても48時間以内 がほとんどです。
長く続く強い痛みや発熱などは通常は起こりません。

もし

  • 3日以上続く
  • いつもと違う不快感が強い
  • 心配で落ち着かない

という場合は、いつでも遠慮なくご相談ください。

当院の臨床経験から、好転反応が出やすい方は、体力が落ちている方や自律神経が乱れやすい方に多い傾向があります。

しかし、これは「身体が鍼の刺激に素直に、大きく反応できる力がある」という証拠であり、治る力が強く働いているサインです。反応が出る方を私たちは歓迎しています。無理に抑え込まず、その反応を受け入れて休むことが、改善を加速させます。

施術の効果をスムーズに身体へ馴染ませるため、以下の点をおすすめしています。

  • 水分をこまめに摂る
  • 激しい運動・飲酒は控える
  • 夜更かしを避けてしっかり休む
  • 冷やさない
  • 食事は腹八分に

身体がほどけやすい時間なので、「ゆっくり過ごす」ことがとても大切です。

鍼灸施術後に起こるさまざまな変化は、身体が本来の状態に戻ろうとする 回復のサイン です。

当院では、施術後の変化も大切な診察の一部と考えています。

どんな小さなことでも結構ですので、もし不安なことや気になる症状がありましたら、次回の施術時、またはすぐに080-4074-7772までお気軽にご相談ください。あなたの身体が健やかに整っていくよう、真ごころ込めてサポートいたします。

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