繰り返す口内炎

これまでの経過
10年以上前から口内炎ができやすい。
特に最近多い。
食べ過ぎたり飲みすぎるとできやすい。
胃は元々強くない。
疲れやすい体質。
口内炎の種類
①アフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)
原因:はっきりと分かっていないが、ストレスや疲労による免疫力の低下、睡眠不足、栄養不足などが考えられている。
②カタル性口内炎
原因:入れ歯や矯正器具が当たったり、頬の内側を噛んでしまったりしたときの細菌の繁殖、熱湯や薬品の刺激など
③ウイルス性口内炎
原因:単純ヘルペスウイルス、梅毒、淋病、クラミジア、カンジダ菌などのウイルスや細菌など
東洋医学でみた口内炎

口内炎は胃など消化器系と繋がっているので、胃腸の働きが低下したときに現れやすいと考えます。
また、五臓の中の「肺」の働きが悪くなると免疫力が低下するので、肺も関係しています。
繰り返す口内炎は内臓の働きを高め、体質を変えることで症状が出にくい体になります。
治療方針
元々胃が強くなく、疲れを感じやすい患者様なので、消化器系と肺の働きが低下し免疫が下がりやすいことによる口内炎と考えました。
治療は「脾」や「胃」の消化器系と「肺」の働きを高める治療を行いました。
治療内容

・飛揚(ひよう)
・中脘(ちゅうかん)
・足三里(あしさんり)
などの消化器系と肺のツボに鍼やお灸を行いました。
施術回数・頻度・期間
1週間に1回の治療を行いました。
2回の治療:お酒を少し飲んだら口内炎ができた。食事を和食中心で摂るように伝えた。
5回の治療:口内炎できていない。症状が落ち着いているので、治療間隔を空けて2週間に1回の治療に変更。
6回の治療:サッカーの試合を見ていて夜更かしをした日に1回できた。
8回~10回の治療:2週間口内炎できていない。
1ヶ月に1回の治療にし、予防の為治療継続中。