右耳の耳鳴り、耳の詰まり感、歩行時に心臓の動きに合わせてドクドク音がする。

病院での診断
突発性難聴
これまでの経過
1週間前から「キーン」と高い耳鳴り、耳の詰まり感があり、歩いている時に心臓の音に合わせてドクドクと聞こえる。
耳鼻科でステロイド治療を1週間行ったが、症状が改善されなかった。
鍼灸院としての診断
耳は「腎」と深い関係があり、腎の働きが低下していると突発性難聴を発症するケースが多いです。
ですので「腎」の働きを高める治療を行うことで、耳鳴りや耳閉感を改善することができます。
治療方針
「腎」の働きを高める治療を行いました。
治療内容

・太谿(たいけい)
・腎兪(じんゆ)
・照海(しょうかい)
など腎のツボに鍼やお灸を行いました。
また、突発性難聴に効くツボが手の甲や耳の後ろにあるので、そのツボに数回のお灸を行いました。
施術回数・頻度・期間
1回の施術:耳の詰まり感ほぼ無し。耳鳴りも気にならない。歩行時に心臓の動きに合わせてドクドク聞こえる。
2回の施術:症状無し。耳鼻科の聴力検査では左右同じ位に聞こえるようになった。
治療終了。
まとめ
今回の患者さんは1週間位前からの突発性難聴で、急性期の早い段階で施術を開始することが出来たこともあり、
数回の施術で突発性難聴を改善することが出来ました。
突発性難聴は発症してから早期に鍼灸治療を始めた方が、症状が改善しやすいと感じていますので、
症状でお悩みの方は早めにご相談下さい。