右背中~右胸にかけての痛み(肋間神経痛)

これまでの経過
4日前から右胸から右背中にかけてピリピリ痛む。
触るだけでも痛い。
病院では肋間神経痛と診断を受けた。
味です。
今回の肋間神経痛も体の血液循環が悪くなっていることが痛みを引き起こしている原因の1つと考えました。
眼精疲労あり。
鍼灸院としての診断
東洋医学では「不通促通(ふつうそくつう)」という考えがあり、主に「血液の巡りが悪くなると痛みが出る」という意味です。
今回の肋間神経痛も体の血液循環が悪くなっていることが痛みを引き起こしている原因の1つと考えました。
また、肋間神経は背中から胸に向かって走っている神経です。
肋間神経走行上にある背中の筋肉が硬くなることが原因で発症する場合もあります。
治療方針
①血流を良くする施術
②肋間神経を締め付けている可能性のある背部筋を緩める施術
を行いました。
①血流を良くする施術では「肝」の働きを高めます。
東洋医学では五臓という「肝・心・脾・肺・腎」の動きを診て施術を行います。
この中で「肝」が身体隅々まで血液を循環させる役割があるので、肝の働きを高めることで不通促通の状態が解消され、痛みも消失します。
②肋間神経を締め付けている可能性が高いのは背中の筋肉です。
肋間神経は背骨から胸に向かって走っている神経なので、背中の筋肉を緩める施術を行いました。
治療内容

・太衝(たいしょう)
・中封(ちゅうほう)
・肝兪(かんゆ)
など肝のツボ
背骨の際にある「夾脊穴(きょうせきけつ)」
に鍼やお灸を行いました。
施術回数・頻度・期間
1週間に1回の治療を行いました。
1回の治療:痛みが弱くなった。
4回の治療:症状が無くなった。
全体的に身体の調子が良いので月に1回、身体の良い状態を保つ為に、治療を継続。