原因不明の背中の痒み

病院での診断

原因不明

これまでの経過

約4ヵ月前から背中が痒い。

痒みが強く搔いてしまった時はミミズ腫れのようになる。

皮膚科では原因不明と言われ痒みを抑える薬をもらったが効果はあまり無く、再度相談したら更に強い薬をもらった。
薬を塗っていても痒くなる。

入浴後など汗をかくと痒くなりやすい。

なぜ薬が効かないのか?

皮膚科にかかると痒みには抗ヒスタミン薬やステロイドなどの薬をもらいます。
薬が皮膚についている時は痒みが抑えられますが、とれてくるとまた痒くなるを繰り返す方が多いです。
この場合は薬は痒みを抑えているだけで、治している訳ではありません。

痒みの本当の原因

薬を使わずに痒みなく生活を送れるようにする為には、「肺」の働きを高める必要があります。
東洋医学では「肺」が身体表面を守るバリアとして機能しており、「肺」の働きが弱くなるとバリアが破れ皮膚に痒みなどの症状を引き起こします。

治療方針

「肺」の働きを高める治療を行いました。

治療内容

・太淵(たいえん)
・肺兪(はいゆ)
・孔最(こうさい)
などの肺のツボに鍼やお灸をしました。

施術回数・頻度・期間

1週間に1回の治療を行いました。

1回の治療後:元々夜の痒みも強かったが朝のみ痒みを感じるようになった。

2回の治療後:痒みを抑える薬を2.3日つけなくても痒くならなかった。

5回の治療後:痒みの強さが最初と比べると半分位になった。

13回の治療後:たまに痒みを感じる程度。

15回の治療後:今まで入浴後に痒みを感じていたが、温泉に入った後痒くなかった。

18回の治療後:痒みがなくなった。

治療終了。

施術後のケア

身体に症状が出るとうことは五臓六腑(肝・心・脾・肺・腎)のバランスが崩れ、本来持っている自然治癒力が低下しているということです。
内臓のバランスを整え、弱った自然治癒力を高めた事により皮膚の痒みが改善されました。

長期的な薬の使用は代謝している肝臓や腎臓の大きな負担となり、更に病気を引き起こす可能性があります。

どうしても必要な時は薬を使用しその場をしのぎ、東洋医学で体質を改善し根本的に症状が出ない身体にするということが大切です。

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