
こんなお悩みは
ありませんか?
もしこのような悩みを抱えているなら、それは「不眠症」の兆候かもしれません。
体と心のバランスが崩れ、睡眠に影響を与えている可能性があります。
今回は、不眠症の原因や、東洋医学的アプローチによる改善方法を紹介します。
不眠症とは
不眠症とは、睡眠の質や量が十分でない状態が続き、日常生活に支障をきたす病気です。
寝つきが悪い、途中で目が覚める、朝早く目が覚めてしまうなど、睡眠に関する様々な問題が不眠症に該当します。
これが慢性化すると、心身の健康にも深刻な影響を与えます。
主な症状
- 寝つきが悪い
- 途中で何度も目が覚める
- 朝早く目が覚めてしまう
- 眠りが浅く熟睡できない
など
原因
不眠症の原因は一つではありません。
現代では、次のような要因が重なって起こることが多いです。
- ストレス、不安、プレッシャー
- 自律神経の乱れ(交感神経の過緊張)
- ホルモンバランスの変化
- 生活リズムの乱れ(夜更かし・スマホの使用など)
- カフェインやアルコールの過剰摂取
- 持病や薬の影響
病院でよくある対応
病院では、不眠症の原因を調べたうえで、睡眠薬(眠剤)や抗不安薬などの処方が行われます。
一時的に眠れるようにはなりますが、
- 薬がないと眠れない
- 効果が薄れて量が増える
- 眠気やだるさが翌日まで残る
といった悩みを抱える方も少なくありません。
なぜ病院では改善できないのか?
病院での治療は、「眠れない」という結果に対して作用する対症療法です。
しかし、不眠症の根底には、
- ストレスで乱れた自律神経
- 気血の巡りの悪さ
- 体の冷えや血流不足
といった体質的な原因が潜んでいます。
薬で一時的に眠れても、この「眠れない体の状態」を改善しなければ、再発を繰り返してしまいます。
東洋医学とは?
東洋医学は、体を「部分」ではなく「全体」としてとらえ、不眠という結果の背景にある心と体のアンバランスを整える医学です。
「眠る力(自然治癒力)」を取り戻すために、気・血・水(き・けつ・すい)の流れや、五臓(肝・心・脾・肺・腎)の働きを調和させていきます。
不眠症でみられる3つのタイプ
心脾両虚(しんぴりょうきょ)タイプ
心(しん)=精神活動、脾(ひ)=消化吸収の働きが弱っているタイプ。
- 疲れやすい
- 夢が多い
- 眠りが浅い
- 食欲不振
- 下痢傾向
心身ともにエネルギー不足で、心を支える血が足りず眠れない状態です。
肝鬱化火(かんうつかか)タイプ
ストレスが溜まり「肝(かん)」の働きが滞り、熱がこもるタイプ。
- イライラ、怒りっぽい
- 頭が熱く、顔がほてる
- 胸のつかえ、寝つきが悪い
→気の巡りを整え、ストレスを緩める必要があります。
腎陰虚(じんいんきょ)タイプ
生命力の源である「腎」が弱っているタイプ。
- 寝汗、のぼせ
- 手足のほてり
- 口の渇き
- 不安感
- 耳鳴り
→ 加齢・過労・慢性的なストレスによるエネルギー不足が原因です。
東洋医学的なアプローチ
鍼灸では「眠れる体」をつくることを目的に、自律神経を整え心身をリラックスさせる施術を行います。
鍼灸治療でできること
- 自律神経のバランスを整える
- 気血の巡りを改善
- 頭に上った熱を下げ、心を落ち着かせる
- 胃腸・腎の働きを補う
不眠症を改善する主なツボ
- 神門(しんもん):心を鎮め、不安や緊張を和らげる
- 内関(ないかん):自律神経を整え、ストレスを緩和
- 百会(ひゃくえ):頭の緊張をゆるめ、リラックスを促す
施術を続けて受けていくと「体がぽかぽかして眠くなった」「夜の寝つきがよくなった」と感じる方が多いです。
まとめ
不眠症は、薬だけでなく体の内側のバランスを整えることで改善できる症状です。
東洋医学では、眠れない原因を「心」「体」「環境」すべての側面から見直し、眠る力そのものを回復させることを目指します。
「眠れる体」は「休める心」でもあります。
眠りに悩む時間を減らし、自然に眠れる心地よい夜を取り戻しましょう。
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