
こんなお悩みは
ありませんか?
病院でよくある対応
胃カメラや超音波、血液検査などで内臓に異常がないか調べ、多くの場合検査で異常が見つからず「機能性ディスペプシア」と診断されます。
そして、胃酸を抑える薬や胃の運動を助ける薬、六君子湯などの漢方が処方されます。
しかし、病院で一通りの治療を受けても改善が見られない場合もあります。
- 薬を飲んで一時的に楽になるが、やめると症状が戻る
- 薬を飲んでも 胃もたれや痛み、膨満感が続く
- 根本的な解決策が見つからず、患者さんは「このまま付き合っていくしかないのか…」と不安を感じる
そんなお悩みを抱えている方も少なくありません。
なぜ病院では改善できないのか?
機能性ディスペプシアは胃潰瘍や胃癌のように胃に穴が開いたり腫瘍ができているのではなく、胃の働きに問題があります。
そのため、胃の動きを助け、食べ物を胃から腸へ送り出しやすくする薬や漢方が処方される場合が多いですが、
薬を使っている時だけ症状が緩和するというその場しのぎになりやすいです。
また、六君子湯という漢方を処方されている方が多いですが、体質によって効く人と効かない人がいます。
機能性ディスペプシアは胃の働きに問題があるとお伝えしましたが、
胃が敏感になっているので薬と比べると刺激が弱い漢方でさえ胃に負担がかかり上手く成分が吸収されず、効果も出ず慢性化していくこともあります。
一方、鍼灸治療は「非内服型」のアプローチなので胃が敏感になっている機能性ディスペプシアの方と相性が良く、ツボを介して内臓の働きを整えることが出来ます。
また、東洋医学的にみると消化器系を表す「脾(ひ)」の働きが低下することで機能性ディスペプシアは発症すると考えます。
ですから、全身に360個以上あるツボの中から「脾」のツボに鍼やお灸で刺激をすると脾の働きが整い、機能性ディスペプシアが改善します。
東洋医学とは?
東洋医学とは体の巡りやバランスを整えて自然に治る力を引き出す医学です。
体の中には、
- 気(エネルギー)…体を動かす力
- 血(栄養や潤い)…全身に栄養を運ぶ
- 水(体の水分や体液)…血液以外の水分の循環を助ける
が巡っており、これらを総称して「気血水」と呼びます。気血水の流れが滞ったり不足したりすると、胃の不調や様々な症状が現れやすくなります。
また、東洋医学では五臓六腑という考え方があります。
- 五臓(肝・心・脾・肺・腎)は体の大事な働きをまとめて管理する臓器
- 六腑(胆・胃・小腸・大腸・膀胱・三焦)は食べ物や水分の消化・吸収・排泄を担当
鍼灸治療で気血水の巡りと五臓六腑のバランスを整えることで体の回復力を引き出し、症状の改善が期待できます。
機能性ディスペプシアになりやすい3つのタイプ
胃腸がもともと弱いタイプ
東洋医学では「脾胃虚弱(ひいきょじゃく)」と言います。
- 少し食べただけでお腹がいっぱいになる
- 胃もたれしやすい、食欲がわきにくい
- 疲れやすく、下痢や軟便になりやすい
などの不調が起こりやすいことが特徴です。
ストレスで胃にきやすいタイプ
「気滞(きたい)」や「肝胃不和(かんいふわ)」といって、気の流れが滞っている状態です。
気の巡りが滞ると
- 緊張するとすぐ胃が痛くなる
- 胸やみぞおちがつかえる感じがする
- ゲップやのどの詰まり感が多い
などの不調が起こりやすいことが特徴です。
冷えやすいタイプ
「寒邪(かんじゃ)」が胃に入り、消化が停滞していると考えます。
- 胃がシクシク痛むけれど、温めると楽になる
- 冷たい飲み物や生ものを食べると調子が悪い
- 手足が冷えやすい
などの不調を起こりやすいことが特徴です。
東洋医学的なアプローチ
東洋医学では鍼(はり)やお灸でツボを刺激し内臓の働きを高め、気血水の巡りを良くすることで胃に十分な血流と栄養が届くようにサポートします。
- 足三里(あしさんり):胃腸を整え、食欲不振や胃もたれを改善します。
- 太衝(たいしょう):気の流れを整え、ストレスやイライラを鎮めます。
- 内関(ないかん):胸のつかえ、吐き気、不安を和らげる
- 関元(かんげん):下腹部を温め、全身の冷えを改善します。
これらのツボに鍼灸をすることにより、機能性ディスペプシアになりにくい体質を作ります。
まとめ
症状と体全体の繋がりから施術し、胃、脾、気血水の巡りを整えることで、根本的な体質改善を目指します。
また、体の自然治癒力を活性化するため、病院治療だけでは改善が難しい場合でも回復の可能性が広がります。
機能性ディスペプシアやそのような症状でお悩みの方は是非ご相談下さい。
実際に機能性ディスペプシア(FD)が改善した例
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